1977-11-16 第82回国会 衆議院 外務委員会 第7号
実は最近新聞を読んでおりまして、いま中川委員も言っておられましたけれども、大変外務大臣積極的な日中問題解決への姿勢を示されているということで期待をしております。しかし同時に、実はこういう記事を新聞で読みましてちょっとびっくりいたしました。
実は最近新聞を読んでおりまして、いま中川委員も言っておられましたけれども、大変外務大臣積極的な日中問題解決への姿勢を示されているということで期待をしております。しかし同時に、実はこういう記事を新聞で読みましてちょっとびっくりいたしました。
そうすると、それに対して、日本は中国の問題とソ連の問題二つ持っておるわけでありますが、両方とも平和条約を結ばなければなりませんが、その両方をふわふわやっていて、うまくいきそうなほうからこういうふうにふっとふところに入れようというおつもりなのか、それとも日中問題解決する、日ソ問題解決するという、ここのところをやるんだという決断をもって臨まれておるのか、その辺のお気持ちはどうなんでありましょうか。
これは非常に重要な問題でありますから、すなわち日中問題解決のポイントになるような重要な問題でありますから、慎重に答えていただきたいと思います。 先般、台湾帰属問題で政府見解として示されましたようなあいまいもことして何やらわからないような言い回しではなくて、明解な表現で答えていただきたいと思うんです。
その責任は、一片の外交上の措置で糊塗しうるものではなく、その道義的責任感こそ、日本国民の日中問題解決に取組む大前提でなければなりません。」こう国民に訴えておられる。同日付で、今度は中国代表に向かっては——中国政府代表です、政府代表に向かっては、「戦争が終ってすでに十七年になるにもかかわらず、日本はいまだにその償いをしていないばかりか、正常な国交関係も結んでおりません。
いまだに総理が口先だけで日中問題解決を言っても、国民はもはやあなたのことばを信用いたしません。国民が真に佐藤総理に望んでいることは、日中国交回復、その問題以前に、佐藤総理のすみやかなる退陣であることを、総理はいまこそ十分に認識をしなければならないと思うのであります。
それが今日まで日中問題解決の障害となっていることは、きわめて残念であります。しかしながら、当時の吉田首相は、日中問題の将来を考えて、日華条約の適用地域を台湾、澎湖島に限定しただけでなくて、戦争終結の効果あるいは領土の帰属についても、及ぶ限りの弾力的な解釈を下していることは、いま申し上げたとおりであります。 当時の情勢下においてしかり。
大義は親まで殺すような、親を滅す、この決断が私は日中問題解決の一つの大きな力になると思うのです。もう理論的に、十分国民政府は正統な代表でないという条件はそろって、北京政府が十分の条件を備えていることは、もうぺちゃぺちゃしゃべる必要はないくらいわかっている。それだけが私は大事だと思うのでありますけれども、関連があるそうだから、ちょっとやってください。
○小平(忠)委員 総理はただいま、日中問題解決の方向として最も重要なことは相互理解だとおっしゃいました。まことにきわめて重要な点でありますが、しかし同時に従来本院あるいは対外的にときおり表現される字句の中で、私は非常に懸念をしている点があります。
(拍手) 日中問題解決のかぎは、蒋介石一派を中国の正統政府と認めてきたこの大きな虚構を清算するかどうかという、政治家としての良識とその決断にかかっておるといわなければなりません。(拍手)かつて、鳩山首相は、保守政治家や財界の中にあった強い反対を押し切って、日ソ国交回復を決断され、わが党はこれを全面かつ積極的に支持したのであります。
したがって、極東緊張緩和が日本の安全にとって重要な問題だ——これは外相も言われましたが——とするならば、日本政府が日中問題解決のために従来の姿勢を改めて、問題解決の本質と取り組んでこの問題を処理しない限り、実際に緊張緩和は実現しないのではないか。いまのような状態を続けている限り、いつまでたってもこの緊張は緩和をしない、そういうことになると思います。
川島君が進んで海外各地を訪問され、日中問題解決のためにも、旧知の周恩来首相と大局的談合を遂げるため、みずから訪中する熱意を持たれ、また外交の多極化に照応するため、非同盟諸国の指導者ナセル、チトー、ネ・ウィン等々を歴訪されたのも記憶に新たであります。 君の逝去からほどなく、国連の舞台において中国問題はにわかに転換の機運を見せるに至りました。
ともあれ、現在まできわめて抽象的、逃避的に言明されてきた佐藤総理の日中問題解決の考えは、何ら前向きのものでなかったのであります。ここで私は、日中問題の締めくくりとして、佐藤総理にずばりお答えを承りたいのでありますが、総理は、はたして日本と中華人民共和国との国交回復を真剣に成就しようとする熱意をお持ちになっているのかどうか、端的にお答えをいただきたいのであります。
台湾が日中問題解決のためのガンだ、その台湾問題が解決できないのは、日本と中国だけの問題ではなくて、アメリカがこれを押えておるからだ、しかもそれは軍事的理由によってのみ押えておるのである。このアメリカの軍事的方針が一体正しいと思っておるのか、間違っておると思っておるのか。われわれはこのようなことは不当だと思うのです。
○穗積委員 はなはだしくあいまいで、そういうことでは私はこの難問題であるところの、日中問題解決の一番中心である台湾問題に対して、そのようなあいまいな態度をおとりになっておって、そしてアメリカと中国との間に入って何とか人の力でこれを解決する、解決されるのを待つという態度をとっても、日本の積極外交方針というものは決して打ち出されないと思うのです。
(拍手) 日中問題解決の前提は、日本がアメリカとの軍事的なつながりを打ち切ることであり、日本が中立の立場を明白にすることであり、さらにまた、アジアにおける各種の集団防衛の網を全部引き揚げてしまうということであります。そうして、アジア・ロカルノ方式によりまする四カ国の話し合いを始めるということでなくてはならないのであります。
○大谷贇雄君 それから今の東南アジアの経済復興並びに開発の問題は、自由主義国家群にとりましても、又アジア全体、日本にとりましても極めて大切な問題でございますが、先ほどの日ソ、日中問題解決の問題につきましても、これらが、大臣はますます対米関係を密接にして、日本の立場をアメリカにも理解してもらいたい、理解をさせなきやならん。